創世記 32章26~32節

ところが、その人はヤコブに勝てないとみて、ヤコブの腿の関節を打ったので、格闘をしているうちに腿の関節がはずれた。「もう去らせてくれ。夜が明けてしまうから」とその人は言ったが、ヤコブは答えた。「いいえ、祝福してくださるまでは離しません。」 「お前の名は何というのか」とその人が尋ね、「ヤコブです」と答えると、その人は言った。「お前の名はもうヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったからだ。」「どうか、あなたのお名前を教えてください」とヤコブが尋ねると、「どうして、わたしの名を尋ねるのか」と言って、ヤコブをその場で祝福した。ヤコブは、「わたしは顔と顔とを合わせて神を見たのに、なお生きている」と言って、その場所をペヌエル(神の顔)と名付けた。ヤコブがペヌエルを過ぎたとき、太陽は彼の上に昇った。ヤコブは腿を痛めて足を引きずっていた。(創世記 32章26~32節)

天使がヤコブと戦っているときに、どのようにしてヤコブの腿の付け根を打ってその腿のつがいがはずれたか、この聖書の箇所は語っています。これによってヤコブの精力は打ち砕かれ消え去りました。その後死ぬまでずっとヤコブはびっこを引き、「足萎え」と呼ばれました。しかし、ヤコブはまた「イスラエル」でもありました。そして、その意味はあらゆる仇名よりも大切でした。この世があなたにどのようなレッテルを貼ろうと、気にしないようにしなさい。あなたは神様の子供なのだから。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者