ハガイ書 1章2節
万軍の主はこう言われる。この民は、「まだ、主の神殿を再建する時は来ていない」と言っている。(ハガイ書 1章2節)
もしも人が神様の御言葉の説教に関心を払わずに、各々ただ自分の経済状態のことだけを考える場合には、私たちが預言者の言葉から聞いたように、神様はこう言われます、「私の家が朽ち果てているというのに、あなたたちは贅沢な家に住む余裕があるのですか。万軍の主は今こう言われます、『あなたたちがどうなったか見てみなさい。たくさん蒔いても収穫は僅かです。いくら食べても空腹のままです。どれほど飲んでも喉の渇きは収まりません。何枚服を身に着けていても暖まりません。働き人の給料はまるで財布に穴が開いているかのように減って行きます』」(「ハガイ書」1章4~6節)。しかもこれは(神様への)このような侮蔑に対する最も軽い懲らしめなのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)