タグは ‘第一戒’

コリントの信徒への手紙二 1章9~10節

わたしたちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。(コリントの信徒への手紙二 1章9~10節より)

神様は私たちが傲慢にも自分の力に頼ることを嫌われます。しかし、この罪は私たちの性質に付随しており、聖徒たちを、とりわけ最も抜きん出た聖徒たちを、第一戒に反抗する罪へと誘い込もうとします。
(マルチン・ルター、宝石箱)

出エジプト記 20章3節

あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。(出エジプト記 20章3節)

すべての知恵は、あたかも泉から湧き出るようにして第一戒を始めとして流れ出てきます。この戒めこそ真の太陽です。この光の下で知恵ある人は誰でもはっきりものが見えるようになります。なぜなら、神様を畏れ信じる人は知恵に満たされており、全世界の先頭に立ち、すべての言葉や行いの主人となり、あらゆる教えと神様の御前で受け入れられる命とを裁く者だからです。ところが、第一戒をもたず神様を畏れず神様に信頼しない人はまったく愚かで、何をやってもうまくいきません。
(マルチン・ルター、宝石箱)

出エジプト記 20章1~2節

神はこれらすべての言葉を告げられた。「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。(出エジプト記 20章1~2節)

「私は主、あなたの神です」。この御言葉によって神様は次のことを意味しておられます、「横柄であってはなりません。もしあなたが横柄ならば、私はもうあなたの神ではありません。疑ってはなりません。もしあなたが疑うなら、私はもうあなたの神ではありません。私のみがあなたの神であるようにし、他の神々を探したりしないように、注意しなさい。もしもあなたに何かよいものが欠けているなら、じっと待って私からそれを探しなさい。もしも事故に遭ったり、危険に晒されたりするならば、私のところに避難し、私にしがみ付いていなさい。私はあなたに与えたいと望んでおり、あらゆる危険の只中であなたを助けたいと思っているのです。あなたの心が私以外のものに執着したり、私以外のところから休息の場を探したりしないように、注意しなさい」。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会

Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者