マタイによる福音書 27章63節
こう言った。「閣下、人を惑わすあの者がまだ生きていたとき、『自分は三日後に復活する』と言っていたのを、わたしたちは思い出しました。(マタイによる福音書 27章63節)
イエス様の御言葉は、あたかも刺のように彼らの心の中につきささっていました。彼らは心底怖くなりました、「もしもそれが本当だったとしたら?もしも彼が本物のメシアで、死者の中から甦ったのだとしたら!そうしたら、私たちはどうなってしまうんだろう?」。彼らが信じようとしなかったキリストの御言葉は、燃える火や蝕む虫のように、彼らの心を苦しめました。彼らはそれを信じることもできず、かといって軽んじることもできませんでした。御言葉の敵は皆、このような目に遭うのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)