悲しみのときに
悲しみに押しつぶされそうなときに (その1)
愛する神様、
あなたが私を造ってくださいました。
あなたが私に十字架と苦しみを送り、
「私のためにわずかばかり苦しみを受けなさい。
そのことについて私はあなたに報酬を与えます」
と言っておられます。
愛する主よ、
喜んで私はそういたします。
あなたがそう望まれているのですから、
私も心からそのように行いたいと思います。
愛する主よ、
遠慮せずに私を鞭で打ってください。
残念ですが、私がそのように扱われるのは当然なのです。
でも、どうかその鞭は、
あなたが愛してくださっている子どもたち全員を躾ける
「父親の鞭」であってください。
罪を犯した者たちが懲らしめを受けない場合には、
彼らはあなたの子どもではなく私生児だ、
ということになります。
それゆえ、義なる裁き主よ、
どうか私たちを速やかに様々なやり方で打ってください。
あなたは憐れみ深い父親でもあります。
天の父としての神様の心を私たち以外の方に向けることなく、
私たちを懲らしめてください。
私たちがこの世でも天上の世界でも永遠に感謝し賛美するためです。
アーメン。
悲しみに押しつぶされそうなときに (その2)
愛する神様、
あなたは私たちに多くの苦難をしばしば与え、
また、あなたの怒りを十分に知らせてくださいました。
愛する神様、
今はもう、そうなさらないでください。
あなたは私たちを
十分長く死なせたし、
圧迫して苦しめたし、
へりくだらせました。
ですから、
どうかふたたび私たちの方へ向いて、私たちを憐れんでください。
あなたがどれほど親切で同情心のあるお方か、私たちに示してください。
そうして、
このようなひどい苦しみのさなかにいる私たちの心を慰め、
安らかにしてくださいますように。
アーメン。
悲しみに押しつぶされそうなときに (その3)
愛するお父様、
あなたは私の愛するお父様であられるのはたしかです。
あなたは御自分の独り子を私のために与えてくださったからです。
だから、
あなたは私に怒ったり、私を捨てたりはなさらないですよね。
母親が自分の胎の子を見るような眼差しで、
あなたは惨めな状態にいる私を見守ってくださっています。
それゆえ、
私の祈りを聴いて、私を救い出してください。
主よ、
もしもあなたが望まれるならば、
あなたは私を助けることがおできになります。
しかし、
もしもあなたがそれを望まれないのでしたら、
あなたの御名のゆえに、
私は自分の十字架と不幸とを喜んで苦しみ耐えたいと思います。
アーメン。
悲しみに押しつぶされそうなときに (その4)
あらゆる憐れみと慰めの神様、あなたは、
私たちが悲しみの中にいても「みわざ」が実現するのを待つように、
とお命じになりました。
どうか、その「みわざ」が実現するまで、
私を御霊によって強め、支えてください。
あなたは、人々をわざと苦しめたり悲しませたりはなさいません。
何か悪いことが起きるのを許可される場合でも、
それに伴い、あなたは何かよいことも必ず備えてくださいます。
あなたは、私の直面している問題と私の弱さを御存知です。
それゆえ、私を助け、救い出してください。
アーメン。
試練が四方八方から取り囲み、私たちを自由にしてくれません。
私たちのお父様、
私たちが試練の中に沈みこまないように、
試練に屈してわが身を滅ぼしたりしないように、
どうか私たちを助けてください。
主キリストよ、
あなたは私たちのためにすべての試練に勝利してくださいました。
あなたを通して試練に勝つことができるように、
どうか私たちにも力を与えてください。
悪魔に対抗して、あなたの勝利が
私たちの心の中で喜びの行進をつづけていくようになさってください。
あなたの助けと私たちのうちで行われる奇跡によって、
私たちに喜びを与えてください。
そうして、あなたが私たちに命じまた約束なさったとおりに、
私たちが安心して望みおき祈ることができるようになりますように。
アーメン。