兄弟愛について （その1）

天におられる、愛するお父様、
あなたの愛する御子キリストのゆえに、私たちに聖霊様をお与えください。
それにより、私たちがキリストの真の弟子となり、
決して涸れることのない「愛の無限の泉」の心をもつ者となれますように。
アーメン。

主よ、あなたは御自分を
私にあふれるほど豊かに惜しみなく与えてくださっているのに、
私は自分では隣り人に対して同じように行うことができません。
このことを私はあなたに嘆き、祈ります。
私もあなたと同じように隣り人に接していくことができるように、
どうか私のことも豊かで力に満ちた者にしてください。
アーメン。

愛する主なる神様、これはどういう意味でしょうか。
私に不正を行う者がいます。
不正を働く人たちに対して、
私が何か悪いことをやったというわけではありません。
私は眼差しを、彼らや自分自身に向けるのでなく、上に向けて、
私があなたとどのような関係にあるか、見極めるべきなのです。
そうすることで、私は大きな戒めの木と長い一覧表に気がつきます。
それらは、
私が自分で自分について思い込んでいるより十倍も悪い者であること、
また、
隣り人が私に対して行った悪いことよりも何十倍あるいは何千倍も悪いことを
私自身あなたに対して行ってきたという事実を、
私に自覚させてくれます。
ですから、私のするべき義務は、ひざまずき、こう言うことです、
「主よ、私の罪を赦してください。
私も隣り人の罪を赦したいと思います」。
アーメン。

兄弟愛について （その2）

主よ、ごらんください。
ここで、私の隣り人は私を少しばかり傷つけました。
私に損失も与えました。
私にはこのことが我慢できません。
相手の死を望むほどです。

私の神様、どうか私のこの嘆きを聴いてください。
私は相手への怒りを捨てたいのです。
でも私には残念ながらそれができません。

ごらんください。
私はすっかり冷たくなった死人同然の有様です。
主よ、私は自分で自分をこの状態から助け出すことができません。
私にはその力がないのです。

どうか、あなたが私を変えてくださいますように。
そうすれば、私は正しい者となれるからです。
そうでなければ、いつまでたっても私は以前と同じままでしょう。
愛する神様、私を変えて、私に恵みをお与えください。

アーメン。