マルコによる福音書 16章19節

主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。(マルコによる福音書 16章19節)

このことは私たちのうちに救いの喜びに満ちた「誇り」を今にでも生み出すはずです。なぜなら、私たちはあらゆる被造物や天使たちよりも上位に、高貴な地位を与えられており、私たち自身と骨肉の関係にあるお方が神様の右にお座りになって、すべてを支配しておられることを、私たちは本当に誇ることができるからです。このような栄光は他のどんな被造物や天使にさえも与えられてはいません。それはまた、私たちにとって、私たち人間をひとつに溶かし私たちに燃えるような兄弟愛を与えるような「オーブン」でなければならないはずのものです。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者