エレミヤ書 17章16節
わたしは、災いが速やかに来るよう/あなたに求めたことはありません。痛手の日を望んだこともありません。あなたはよくご存じです。わたしの唇から出たことは/あなたの御前にあります。(エレミヤ書 17章16節)
説教職を務めることは、あまりに重荷であるため、もしも私たちが神様の栄光のみと隣人たちの利益のみを求めるのでなければ、とても遂行できるものではありません。説教の職務を果たすと、その教師はその報酬として嘲りと苦しみとを受け、栄光や利益は、他の者たちが取ってしまいます。そういうわけですから、倦むことなく愛することに努め、快楽を求めてはなりません。これを実現させるのは、ひとり神様の御霊だけであって、人間などの力では到底できません。
(マルチン・ルター、宝石箱)