ローマの信徒への手紙 8章5~6節
肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和であります。(ローマの信徒への手紙 8章5~6節)
「肉」とは、たんなる不道徳ではありません。キリストやパウロが「肉」と呼んでいるのは、すべて肉から生まれたもの、肉体も魂も理解力も感覚器官も含めた人間全体のことです。というのは、すべて人間のうちにあるものは肉に従っているからです。そういうわけなので、恵みを捨て去って高級で霊的なことを説き教える者のことを「肉的な者」と名づけなさい。
(マルチン・ルター、宝石箱)