ローマの信徒への手紙 8章5~6節

肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和であります。(ローマの信徒への手紙 8章5~6節)

「肉」とは、たんなる不道徳ではありません。キリストやパウロが「肉」と呼んでいるのは、すべて肉から生まれたもの、肉体も魂も理解力も感覚器官も含めた人間全体のことです。というのは、すべて人間のうちにあるものは肉に従っているからです。そういうわけなので、恵みを捨て去って高級で霊的なことを説き教える者のことを「肉的な者」と名づけなさい。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者