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創世記 2章18節

主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」 (創世記 2章18節)

結婚しているあなたは幸せです。
あなたはよい状態に置かれています。
すなわち、あなたが今いる立場では、
あなたは仕事をし、いろいろ苦労し、さまざまな反対にあいます。
実は、それは役に立つよいことなのです。
というのは、
そうしたことを通して「肉」(自己中心的な欲望など)が殺されて、
原罪(人が皆生まれながらにもっている罪の傾向)の働きを
せき止めることになるからです。
しかも、あなたは、結婚生活のなかで、
学校でのように、貴い知恵を学ぶことになります。
その知恵とは、
神様の御心に忍耐をもって従いつづけること、
また、一人暮らしの時には無かったような
愛と忍耐を保ちつづけなければならないこと、
です。

結婚する者は、実は、「試練に満ちた修道院」に行くのです。
 
一緒に平和な生活を送り、
すべてのことを安心して任せられる、
まじめで親切で働き者の結婚相手がいるのは、
神様の大いなる恵みであり賜物です。
 
男は、子ともたちや妻の心を励まし、彼らに仕えるために、
生活し、話し、活動し、耳を傾け、苦しみを甘受し、死ぬべきです。
同じように、
妻は自分の夫に、子ともは自分の親に、
召使いは自分の主人に、主人は自分の召使いに、
公的権威は部下に、部下は公的権威に、
各々が自分の隣人に、さらには敵に対しても、
行わなければなりません。
各々がいつでも他の人の手や口や目や足となり、
さらには心や思いにもなるようにしましょう。

(マルチン・ルター、信仰生活アドヴァイス)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会

Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者