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コリントの信徒への手紙一 10章12節
だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。(コリントの信徒への手紙一 10章12節)
いろいろな躓きがやってくることを、私は十分すぎるほど知っています。人が罪に落ち込んだ後にまた罪から立ち上がるようになるのは、不思議なことです。ペトロが罪に陥ったのは「自分が人間にすぎない」ことを理解するためでした。その梢が天に届かんばかりのレバノンの杉の木々は倒れます。楽園で天使やアダムが罪に落ちたのは、奇跡の中の奇跡です。そういうわけですから、かよわい葦が嵐で折れてしまうのは、いったい不思議なことでしょうか?
(マルチン・ルター、宝石箱)