マタイによる福音書 13章3節

イエスはたとえを用いて彼らに多くのことを語られた。 (マタイによる福音書13章3節)

最良の説教者とは、キリストが人々を単純なたとえを用いて教えられたのと同じように、とても簡単に、ひねった表現を用いずに、長々と話さないで、いろいろな年齢の人たちに教えることができる人のことです。最良の聴衆とは、喜んで御言葉を聞き、素直にそれを信じる人のことです。たとえ彼らが弱い信仰の中にいるとしても、教え自体を疑ってはいけません。彼らは救われるのだし、助けを得ることができます。神様は私たちの弱さばかりではなく、たくさんの欠点をも忍んでおられるのです。私たちがそれらを正直に告白し、十字架のもとへと避難し、罪の赦しの恵みを乞い、心を入れ替え、熱心に神様の御言葉を聴き、それを信じ、それに基づいて罪人の生活を正していくときには。
(マルチン・ルターの旅のお弁当)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者