ヘブライ人への手紙 4章2節
彼らと同じく私たちにも福音が伝えられたのです。しかし、聞かれた御言葉は彼らにとっては無益でした。福音を聞いた者たちと(福音は)信仰によってひとつに混じり合わなかったからです。(ヘブライ人への手紙 4章2節)
神様が望んでおられるのは、御言葉が、あたかも波の泡か口の中の唾のように、私たちの舌の上で転がっているだけではなく、私たちが御言葉を、あたかもそれが自然に私たちに生え育ってきたかのように、どこにも消えうせたりしない記念碑として心に深く刻むことです。
(マルチン・ルター、宝石箱)
「イエス・キリストが私のために死に、私の罪を取り去り、私に天国を用意してくださった」ということを耳にするときに、私は真の福音を聞いています。
宣べ伝えられた御言葉によって生じた音響はまもなく止みますが、もしも御言葉が心に根付き、信仰によって受け入れられているならば、その御言葉は決して消えることがありません。
そして、この真理を無効にするような者は存在しません。
地獄の門もこれに対して何も手出しできません。
私が悪魔に呑み込まれそうになっている場合でさえ、私が御言葉をもっているならば、悪魔は私を解放するしかないのです。
こうして、私は御言葉の中で守られていきます。
(マルチン・ルターの旅のお弁当)