ヨハネによる福音書 19章28~30節
この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの口もとに差し出した。イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。(ヨハネによる福音書 19章28~30節)
それは成し遂げられました。神様の小羊はこの世の罪のためにほふられ、犠牲として捧げられました。真の大祭司は「犠牲を捧げる」という御自分の仕事をやり遂げられました。神様の御子は御自分のからだと霊を差し出して罪の代価としてそれを捧げたのです。罪は滅ぼされ、神様の怒りは鎮められました。死は敗北し、天国が確保され、天が開かれたのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)