ローマの信徒への手紙 15章4節
かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。(ローマの信徒への手紙 15章4節)
隣人の罪や弱さを耐えることは、決して些細な十字架や苦しみではありません。それどころか、それはある人たちにとってあまりにも重荷であり、そのため彼らはそれを耐えるよりもむしろ自分にも他の人にも死を望むほどです。このような苦難においても忍耐をもちつづけるために、私たちは聖書によって慰めをいただくべきです。パウロは私たちのために大変ひどく苦しまれたキリストを、苦しみを耐え抜かれた模範として提示しているのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)