創世記 4章10節
主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。(創世記 4章10節)
「神様はアベルの死後もアベルの世話をとてもよくしてくださった」、とモーセは語っています。すなわち、神様は、頼まれたわけでもないのに、アベルの血に突き動かされて復讐なさり、この世で生きていたときのアベルになさったことよりもよいことを、死んだ後のアベルに対してしてくださっているのです。これによってモーセは、神様は信仰者をその生存中にお見捨てにならないのと同様に、その死後もお見捨てにならないことを示しているのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)