ヨハネの黙示録 14章13節
また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。「書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。」“霊”も言う。「然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。」(ヨハネの黙示録 14章13節)
「第二の死」(終わりの日に復活して永遠の死という裁きを受けること)は信仰者に対しては支配力を失い、キリストを通して命へとかえられています。あとに残っているのは、ほんの小さな死の胎、砂糖のように甘い死だけです。クリスチャンは死ぬことを通して、その「肉」(この世での身体)が不信仰、重くのしかかる罪、悲惨、悲しみ、誘惑から解放され、信仰、永遠の義、完全性、喜びへと移っていきます。この死(主に会って死ぬこと)は地上でのどのような人生よりも甘いものです。心に咎めがなく、信仰と永遠の命の確信をもって死ぬことは、私たちがこの人生や物や享楽から得ることができるような喜びよりも大きな喜びです。
(マルチン・ルター、宝石箱)