使徒言行録 10章43節

また預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる、と証ししています。」(使徒言行録 10章43節)

意義深い聖書の読み方をしたいなら、
聖書からキリストをさがしながら読みなさい。
そうすれば、本当に永遠の命が見つかります。
キリストが私やすべての人のために天からくだり、
人となり、苦しみ、死に、葬られ、
死者の中からよみがえり、天にのぼられたのは、
私を神様と和解させ、罪の赦し、恵み、義、永遠の命を
私のために確保なさるためでした。
モーセ五書や預言書[1]を読むときにこのことを学ばないなら、
いくら聖書を読んでも無駄です。
聖書について豊富な知識をもつ専門家になって、
他の人に聖書について語れるようにはなるかもしれませんが、
それは自分自身にとっては何の役にも立ちません。
人は、キリストを見つけもせず知りもしないかぎり、
救いの幸せや永遠の命も見出しません。
代わりに見つかるのは、死です。
「天の下に、人々の間に、私たちに救いをもたらす名前は、
(御名の)他には与えられていない」、
と神様が聖書でお定めになったからです(「使徒の働き」4章12節)。 
(マルチン・ルターの旅のお弁当)

[1] 「モーセ五書」とは旧約聖書の最初の五冊の書物、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記を指します。
「モーセ五書と預言書」とは、旧約聖書全体を指している言葉です。

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会

Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者