ローマの信徒への手紙 4章5節

しかし、不信心な者を義とされる方を信じる人は、働きがなくても、その信仰が義と認められます。(ローマの信徒への手紙 4章5節)

信仰と、キリストと、恵みを受けること(人が神様に認められること)、
この三つは互いに結びつけて理解されるべきです。
信仰は
「キリストが共にいてくださるお方である」と理解し、
キリストを「自分のもの」として受け入れます。
さらに信仰は、
ちょうど指輪に宝石が埋め込まれているように、
信仰の中にキリストがおられることを認めます。
このようにして心の中でキリストを信頼する人を、
神様は義とみなしてくださいます。
そしてこれは、
私たちが罪の赦しと義をいただける根拠であり報酬なのです。
神様はこう言われます、
「あなたは私を信じており、
あなたの信仰は、
私があなたに仲介者や大祭司として与えたキリストを、
ちゃんと理解しています。
それゆえに、あなたは義とされています」。
神様は、私たちを御自分の恵みの中に導いてくださいます。
すなわち、私たちを義と認めてくださいます。
それは、私たちがイエス様を信じているからです。
(マルチン・ルターの旅のお弁当)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会

Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者