ローマの信徒への手紙 6章14節

なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。(ローマの信徒への手紙 6章14節)

「律法の下から自由になっている」ということは、好きなときに好きなだけどんな悪いことでも行う自由があるとか、よきわざを怠ってよいとかいう意味ではありません。その本当の意味は、恐れや強制や律法の要求のゆえではなく、自由な愛の心から喜んで、よい行いをして悪を避けるということなのです。しかも、あたかも律法が存在しないかのように、それは自然に行われるのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者