ローマの信徒への手紙 6章14節
なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。(ローマの信徒への手紙 6章14節)
「律法の下から自由になっている」ということは、好きなときに好きなだけどんな悪いことでも行う自由があるとか、よきわざを怠ってよいとかいう意味ではありません。その本当の意味は、恐れや強制や律法の要求のゆえではなく、自由な愛の心から喜んで、よい行いをして悪を避けるということなのです。しかも、あたかも律法が存在しないかのように、それは自然に行われるのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)