ガラテヤの信徒への手紙 2章5節

福音の真理が、あなたがたのもとにいつもとどまっているように、わたしたちは、片ときもそのような者たちに屈服して譲歩するようなことはしませんでした。(ガラテヤの信徒への手紙 2章5節)

ここで「福音の真理」とは福音の内容や意図ではなく、福音の正しい使用法であることに注目するべきです。福音の真理とは、「すべては清い者にとって清く、戒めは死んでいて誰をも強制できないので、救われ義とされるためには何の行いも必要ないことを知ること」にほかならないからです。私たちは「戒め」(十戒など)を、あたかもそれが存在しないがごとく、しかし愛に基づいて守ってゆこうではありませんか。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者