ガラテヤの信徒への手紙 2章5節
福音の真理が、あなたがたのもとにいつもとどまっているように、わたしたちは、片ときもそのような者たちに屈服して譲歩するようなことはしませんでした。(ガラテヤの信徒への手紙 2章5節)
ここで「福音の真理」とは福音の内容や意図ではなく、福音の正しい使用法であることに注目するべきです。福音の真理とは、「すべては清い者にとって清く、戒めは死んでいて誰をも強制できないので、救われ義とされるためには何の行いも必要ないことを知ること」にほかならないからです。私たちは「戒め」(十戒など)を、あたかもそれが存在しないがごとく、しかし愛に基づいて守ってゆこうではありませんか。
(マルチン・ルター、宝石箱)