ローマの信徒への手紙 11章36節

すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。(ローマの信徒への手紙 11章36節)

父と子と聖霊がどのようにして唯一の神様でありうるか、などと私たちは疑ってはなりません。それは頭では決して理解できないことがらだからです。ですから、神様が御言葉の中で話され証されていることで満足することにしましょう。私たちは三つの「ペルソナ」(「位格」御父、御子、御霊のこと)すべてが、すなわち全神性が惨めな人間たちを罪や死や悪魔の支配から解放して、神様の御国へ、義へ、永遠の命へと助けようとされているのを目にします。そして、そのとき、神様の三位一体性が、神様の御前で私たちが恐れることなく喜びの心を持たせてくれるような深い慰めに満ちた奥義であることがわかります。
(マルチン・ルター、宝石箱)

ルターの著作の翻訳者 高木賢(フィンランド・ルーテル福音協会)
このサイトに引用されているのは聖書新共同訳です。
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(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

マルティン・ルター
1483年~1546年
神学者、牧師
宗教改革の創始者