ローマの信徒への手紙 11章33節
ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。(ローマの信徒への手紙 11章33節)
神様のお考えとご決定は非常な高みにあるので、
その幅広さや高さは
あらゆる人間と被造物世界の理解を超えるものです。
神様は御自分の善性をあふれるように与えて、
まったくの恵みと憐れみから、
神様には本来受け入れていただけるはずのない、
罪に閉じ込められているひどく苦しみ惨めな人、
つまり、
「自分などは真理を前にして
(神様の)永遠の怒りを受けて滅びるのが当然だ」、
と告白する人を選ばれました。
それは、彼らが、
「神様がどのような神性や御心をおもちのお方か」、
を知るためでした。
神様は御子を通して、
信じる人々に
永遠の命と救いを与えることを望んでおられます。
キリストを信じる人々は、
神様の真の御心とお考えの
底知れぬ深遠を目にする機会があるでしょう。
しかし、彼らはそれを、
鏡に映して見るようにして、
啓示された御言葉を通して、
信仰において把握することができるだけであり、
それ以上のことは、
自分の考えによっては決して理解できないのです。
(マルチン・ルターの旅のお弁当)