使徒言行録 7章59節
人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。
(使徒言行録 7章59節)
「私は祈ります、主イエス様、私の霊をお受け取りください!」
ステパノは、自分の霊がキリストにあって救われるなら、肉体もまた霊とともに救われるのだから、自分の肉体のことを心配する必要はない、と確信していました。ここには、死んだ後も命が続くことへのステパノの信仰がすばらしい形で表現されています。ステパノが殉教したのは、ステパノ自身のためではなく、私たちを慰めるためのものです。それは、ステパノの残した軌跡の上を私たちが歩むときに、イエス様が私たちの場合にも同じように働いてくださることを私たちが疑わないためなのです。
(マルチン・ルター、宝石箱)