ヤコブの手紙 2章21節
私たちの父アブラハムは、その子イサクを祭壇に捧げたときに、行いによって義とされたのではありませんか。(ヤコブの手紙 2章21節)
実から木のことが知られます。しかし実が木を育てるわけではありません。それと同じようにアブラハムは、自分の子を犠牲として捧げようとしたときには、既に義しい者でありました。そして御使いはアブラハムにこう言いました、「今私はあなたが神を畏れ愛していることを知りました」(創世記22章12節)。これは、「今あなたは神を畏れる者になった」という意味ではなく、「あなたが神を畏れていることを、あなたは自分の行いによって示した」という意味です。
(マルチン・ルター、宝石箱)