コリントの信徒への手紙一 11章26節
だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。(コリントの信徒への手紙一 11章26節)
聖餐式に頻繁に通う習慣を身に着けなさい。それもとりわけ、あなたたちが聖餐式にふさわしく自己を整えたとき、すなわち、心のうちで罪を悲しんでいるときこそ。それは、あなたたちが私たちの救い主イエス・キリストを忘れずに、主の犠牲と死とに思いを向けるためです。主は私たちからこのこと以外を期待してはおられません。「自分が下手であるとか、弱いとか、不忠実である」と感じるときに、あなたは主以外のどこから力をさがすつもりなのですか。汚れのない強い人間になるのを待ち続けるのは愚かなことです。そのような存在には決してなれません。もしも、自分がそのような者だと思い込んでいるなら、聖餐式はあなたにとって何の益もありません。
(マルチン・ルター、宝石箱)